以前からあるのですが歯磨き粉の使い方を患者さんから聞かれることが多くなりました。
それだけ世の中に製品や情報があふれているという事ですが、実は指導内容も昔と変わってきています。
そこで少しだけ要点をまとめてみました。
FDI(世界歯科医師連盟)推奨のフッ化物配合歯磨剤の使い方
歯磨き回数 :朝と寝る前の一日2回
歯磨剤の使用量 : 2歳未満は切った爪程度(0.1gまで) 2~6歳 エンドウ豆程度(0.25g)
7歳以降 歯ブラシの長さ分だけ (1~1.5g)
歯磨き時間 :最低2分間
歯磨き後 :吐き出すだけ 水でゆすがない
歯磨きチェック :8歳まで
となっています。
特にあれれって思うのは歯磨き後ゆすがない という部分ではないでしょうか。 これはフッ素による歯質保護作用というよりも虫歯菌の出す酸の中和 という部分に重点が置かれているためです。
子供ころにはよくすすぐようにとならった人も多いかと思いますが今ではすすがない、がグローバルスタンダードとなっています。
以上のことに気を付けて歯みがきしてみてはいかががでしょうか?