金属の詰めものによる歯の治療を行った患者さんから、アルミ箔をかんだ感じ、電気が走るような気がする と訴えを頂くこと事があります。
これは上下の歯がそれぞれ組成が異なる金属で治療した場合において嚙み合ったときに瞬間的に電気が発生することにより起こります。 これを ガルバニー電流 というのですが、唾液を介して電池が発生するためと考えれております。
現在ではコンポジットレジンによる修復等、非金属による修復等もすすんでおり、あまりありませんが腐食傾向のつよい アマルガム等が口の中にありますと起こりやすくなります。
実際に起こった場合ですが、経過を見ていくことで症状が消失したりする場合もありますが、必要に応じて上下の金属をそろえてやり替える、もしくは非金属による修復等の処置を行います。